引越し難民とは

1 min read
公園から眺めるビル

SNS上でその存在が急に明らかになった「引越し難民」

「引越し難民」という言葉を、近ごろひんぱんに聞くようになりました。
引越し難民はSNSで2018年ごろから急に浮上してきた言葉ですが、最近では毎年2月から4月にかけて引越し難民が激増する状況が続いています。

引越し難民というのは要するに、「引っ越ししなければならないのにできない」人たちのことです。
引っ越しができない原因としては「希望している日に空いている引っ越し業者がない」「引っ越し料金が高すぎて払えない」などが挙げられます。

日本では新学期や入社の時期が4月のため、引っ越しは2月から3月末に集中する傾向があります。
これを受けてこの時期だけ引っ越し料金を割高にしている業者も多いことが、引越し難民急増の要因のひとつとなっています。

引越し難民が出てきた背景

このようなトラブルが以前は問題にならなかったのは、引越し業者の人手が今よりも充足していたことと関係があります。
ところがこの数年、引っ越し業界の人手不足が深刻化したためにそのしわ寄せとして引越し難民が出てきたということです。

また、「働き方改革」を推進している企業によって業務量が減ってしまったというのも原因の一つと言われています。
つまり、以前は1日に5件程度の引っ越しは平気でこなしていた業者が、働き方改革によって1日3件の引っ越ししか請け負わなくなったのです。
そのため、引っ越しする人に支障が出てきたということです。

引っ越しにかかる費用を見てみると、2016年度の平均費用は通常期で約65,000円、3月の繁忙期で113,000円です。
ところが2年後の2018年度には通常期で約70,000円、繁忙期では192,000円にまで跳ね上がっています。

つまり繁忙期で比較すると、たったの2年間で79,000円もの値上がりになっていることになります。
このために2018年に急に引越し難民が話題になったわけです。

引越し難民にならないためには

引っ越し料金に関しては残念ながら景気の改善がない限り値下げの可能性はまずないため、今後引っ越しを考えている人は引越し難民にならないように自衛策を立てるしかありません。

入学や転勤、入社などに合わせて引っ越しをする人は日にちが確定しているわけですから、できるだけ早く引っ越しの予約を入れておくことで防ぐことができます。
見積もりもできるだけ多くの会社から取って、料金を比較検討するようにしましょう。

また、3月といっても平日は空いている引っ越し業者が多いので、有給休暇を取って平日に引っ越しができるような環境を準備しておくのもいいアイディアです。
友人に頼んだ場合、荷物や家具が破損したときの保障が得られないのであまりおすすめできません。